今注目すべきピノノワールの産地は、カリフォルニア!?

LINEで送る
Pocket

アメリカのワイン産地と言えば、やはりカリフォルニア。一時期、カリフォルニアワインといえば安価で手軽な家庭用ワイン、というイメージだったかもしれません。しかし、近年のカリフォルニアワインは醸造技術なども上がっており、ニューワールドワインの筆頭として素晴らしい世界レベルのワインをいくつも造っている銘醸地となりました。
今、そんなカリフォルニアでピノノワールの品質が上がっていると言われています。アメリカのピノといえばオレゴンですが、今ではそれを脅かす存在になりつつあります。ここでは、カリフォルニアのピノノワールについてを見ていきましょう。

ピノノワールの特徴は酸度が高くエレガント、タンニンやボリューム感は少ないという面です。ピノノワールの栽培が集中するカリフォルニア沿岸部は、沖合を流れる寒流の影響で相当寒くなる、冷涼な地域であるというのが特徴。ソノマコーストやアンダーソンバレー、モントレーなどは太平洋から流れ込む霧の影響も関係し、さらに酸度とタンニンがしっかりするのです。酸度が保たれるためにアルコール度数が上がりにくく、ピノノワールが樹にいる時間が長くなります。タンニン、フェノール類の他の要素の成熟が得られることから、パワフルさ、アルコール度数の高さでは無く、繊細なタンニンによる旨味を楽しめるのです。

ニューワールドに共通するのが、パンチのある果実味。それを逆手に取ったようなエレガントさ溢れるピノノワールがカリフォルニアで生まれるなら、今後、台風の目になりそうな予感です。

■ピノ・ノワール/赤ワイン/カリフォルニア(楽天市場)
■ピノノワール/赤ワイン/カリフォルニア(Amazon)

(photo:http://www.photo-ac.com/)

LINEで送る
Pocket