今までにはなかった美しい映像が目の前に「ソニー Z9Dシリーズ」
昨年HDRの規格発表、そしてその対応機種の発売以降すっかり寂しい品揃えとなってしまった日本の80インチ以上の大型テレビ市場ですが、やっとソニーから対応機種が発表になりました。
発表されたのはZ9Dシリーズ。画面サイズは65インチ、75インチに加えて、前のモデルの最大サイズである84インチを大きく超えた100インチの、全部で3サイズのラインナップになります。
過去パナソニックから103インチが発売されていましたが、100インチは現在の日本では最大のサイズのテレビになります。
その重さはテーブルトップスタンド時は144.8kg、フロアスタンド時は132.2kgで、重量でも液晶テレビ史上最大級を誇ります。
Z9Dシリーズの最大の特長は、Backlight Master Drive(BMD)というバックパネルに敷き詰めた高密度のLEDをそれそれを独立制御する機能により、コントラストや色表現を大幅に向上させています。
(通常は数十から数百程度のゾーンに分けての制御)
その他にも、通常の映像を美しい4K+HDRにアップコンバートする機能や、4K+HDR映像でさえも更に高い階調表現にして出力するなど、高画質技術がふんだんに盛り込まれています。
実物はまだ確認していませんが、特長やスペックを見る限り、今までにはなかった美しい映像が目の前に広がることが想像できます。
65インチ、75インチは2016年10月29日発売、100インチは2016年11月下旬以降の受注生産で、65インチが70万円前後、75インチが100万円前後、そして100インチは驚きの700万円!となります。
100インチを購入するには、富裕層にとっても思い切りと納品を待つ忍耐力が必要になりますが、ご自宅のリビングに1台置いてみてはいかがでしょうか。
※ HDR(High Dynamic Range) 輝度を従来の100倍ほどまでに向上させた技術 明るさだけでなく色の表現が豊かになったと言われる
(画像出典:http://www.sony.jp/)
大画面マニアとしては、とても魅力的なソニー Z9Dシリーズですが、パナソニックと東芝の動きをみて購入したいと思います。(編集部)
9/24にオープンしたソニー ショールーム/ソニーストア 銀座には、100インチ、75インチのモデルが展示されているので見てきました。
得意な映像を流しているというのもありますが、その映像では自分がラスベガスの夜景を上空から見ているような錯覚に陥るほどの美しい映像が表現されていました。
気になる100インチの納期は3ヶ月から6ヶ月とのことで、購入を決めたら早めの発注が必要です。(編集部)