次世代日本ワインはコレ！日本らしさ溢れる「ヤマ・ソーヴィニヨン」
日本で造られた外国品種のワインを飲んで味わいの違いを楽しむのも一つの楽しみかたではありますが、日本ワインが注目を集めている今、日本独自の品種で戦っている、そんなワインを応援してみてはいかがでしょう。
日本ワインにおける有名な品種は甲州、マスカットベーリーAですが、次にブームがやってくるといわれているのが「ヤマ・ソーヴィニヨン」です。今回はこのヤマ・ソーヴィニヨンについてお話します。
ヤマ・ソーヴィニヨンとは、ずばりヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンのハイブリッドです。1990年代に登場したものですが、日本に自生しているヤマブドウの強さとカベルネ・ソーヴィニヨンの繊細さを掛け合わせ、どうにか日本独自の素晴らしい赤ワインが造れないかと生まれたものです。日本風土に合う品種のため厳しい天候にも左右されにくく、日本での栽培のしやすさも大きな強みです。
味わいの特徴として酸味が多いのですが、糖度がしっかり乗るのがこの品種の特徴です。カベルネ・ソーヴィニヨンの持つカシス、ブラックベリーのテイストは残しつつも、日本ならではのスッキリとした飲みやすさのあるユニークな味わいです。価格も比較的カジュアルなものが多く、高品質なものに出会える可能性も多いです。
今後は今以上に注目されるであろう「ヤマ・ソーヴィニヨン」。外国品種だけではなく、日本のオリジナル品種にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
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（photo：https://pixta.jp/）