昇愛子さんの「絵蝋燭」が素晴らしい

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和小物のお店や仏具店で見かける和蝋燭。その始まりは室町時代。
櫨(はぜ)の実から搾った木蝋を熱を加えて熔かし、和紙などで作った灯心の周りに、手で蝋をかけ、乾燥させて、を繰り返し行うことによって出来上がる、日本の伝統技法によって製造されています。
その炎の揺らぎは、柔らかな美しさがあります。

江戸時代には、そんな和蝋燭に花の絵を描き「絵蝋燭」として大名や上流社会、神社仏閣でも愛用されていました。婚礼の際に使う「華燭の典」とは、一対の絵蝋燭が灯される様を表したものです。
また、寒い地方では花のない季節にお仏壇に供えられてきました。

会津や京都など多くの工房がありますが、一番のお薦めは「らっそく屋」昇愛子さんの絵蝋燭です。それは感嘆するほどの清らな天性のセンスと技法によって、牡丹や桜、菖蒲(しょうぶ)などの花々が描かれています。
昇愛子さんは、日本デザイン学会で伝統蝋燭の研究や絵蝋燭の調査研究を発表されるほど絵蝋燭を愛し、メディアにも何度も取り上げられるほどの、素晴らしい絵蝋燭を製作されています。

わずか10数センチの蝋燭の中に、一気に書き上げた美しい花は繊細で優美。その花々はまるで、芳魂宿り花香を匂わせるかのように生き生きとしています。
また、最近ではキャンドルグレイスの作品も多く製作されています。火をつけると中だけが溶け、行灯のような優しい明かりが絵を浮き立たせる幻想的な作品。オーダーも受けていらっしゃるそう。

インテリアや、御遣い物として、そしてパーティーなどにもお使い頂けるのではないでしょうか。
燃え尽きてしまう絵蝋燭ですが、その花々はきっと貴方の心にそっと残ることでしょう。

■和ろうそく工房 昇愛子のらっそく屋(公式HP)

(photo:https://pixta.jp/)

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