極上の甘口ワイン「ヴァン・ド・パイユ(Vin de Paille)」を知って差をつけよう

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ワインを良く知る人は、甘口のワインもこよなく愛しています。海外ではレストランの食後酒として愛される甘口ワインですが、日本ではまだまだ馴染みが薄いようです。さて、そんな甘口ワインの中に比較的飲みやすいものがあります。それが「ヴァン・ド・パイユ(Vin de Paille)」というワインです。日本ではまだ馴染みが薄いこのワイン。ぜひ、この機会に知ってほかのワイン好きの方に差をつけてしまいましょう。

「ヴァン・ド・パイユ」は、日本語に直訳されると藁ワインというネーミングです。ぶどうを収穫した後、藁の上で乾燥させて半分ほど水分を飛ばしてしまう製法です。この製法を行うことによりぶどうの持つ糖度が凝縮されるため、結果的にとても甘いワインが仕上がるのです。飲み口はなめらかで濃厚、蜂蜜を思わせるまろやかさが特徴です。

ヴァン・ド・パイユはフランスのローヌ地方で造られるものが有名です。イタリアでも同様の方法で甘口の赤ワインが造られています。パッシートやアパッシメントと呼ばれています。しかし、やや製法が違っているので味わいも違います。特に有名なのが、フランスのコート・デュ・ローヌ地方のエルミタージュという産地。シラーの赤ワインで有名なAOCですが、なぜかヴァン・ド・パイユも製造されています。

希少価値がとても高く、そのうえ美味しいということでなかなか日本では手に入りません。もし、ネットや店舗で見つける機会があれば、ぜひ手に入れてほしい逸品です。

■シャプティエ エルミタージュ ヴァン ド パイユ 375ml [1997](Amazon)

(photo:https://pixta.jp/)

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