パナマ帽で夏を遊ぶ

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男性の「夏の帽子」の代表といえば、何と言っても『パナマ帽』です。清涼感ある風通しの良い天然素材の帽子で、ゆったりとした贅沢な時間の流れを感じてみませんか。

パナマ帽は「トキア草」の若葉を細く裂いて紐状にし、日にさらして手で編んだ夏の帽子の総称です。
目の細かさで素材のランクがあり、細いほど高級品。エクアドル産のパナマの最高峰「モンテ・クリスティ地区」のものになると財産目録にのる程のお値段です。
独特の淡いクリーム色、しなやかで上品な艶感。頭に羽が生えたようなかぶり心地にうっとり。現在はラフに編まれたパナマ帽や染色した物もあるので、カジュアルな装いにはこちらもオススメです。

帽子選びは「顔の形に似ている帽子を選ぶ」が基本です。卵形、面長の人はあまりフォルムを選びませんが、四角い顔、顔が大きい方は正面から見て自分の顔の幅より、トップが少しだけ広い帽子を選ぶのがコツ。

パナマ帽のポピュラーな型は二種類あります。「オプティモ型、別名コロニアル・スタイル」と「センター・クリース型」(中折れ帽、ソフト型)です。
まず「オプティモ型」はトップのセンターに折り目が入っている丸角型の帽子です。この型は四角い顔、顔が大きい方に特にオススです。
「オプティモ型」はかぶるだけで、独特の雰囲気が出ますが、センターの折り目を生かして、水平にかぶった帽子を左右の似合う位置に少し動かして、視線のポイントを上にずらす事でスッキリとした印象を与えることもできます。

次の「センター・クリース型」はクラウンの中央に前後にわたって凹みが付いているので、この凹み具合で選ぶのがコツです。細面の人はシャープな型、ふっくらした顔立ちなら凹みの幅が広いものがしっくりきます。
かぶり方は、まず水平に深くかぶり、前に少し傾けてかぶってみます。慣れたら、前、後に傾ける(あみだにかぶる)などかぶり方やブリム(つば)の加減でカジュアルに、シックにと自分なりに変化つけてみます。
ブリムは日差しを避けるために全て下ろしてかぶるのもいいのですが、前を下げ、後ろをあげると軽やかさが生まれます。

どちらの型もブリムは顔の幅、身長、かぶる目的などを考えて選んでください。最後は帽子姿を全身鏡でうつして、帽子と全身のバランスを確認するのがポイントです。

本パナマ帽は10年以上かぶっていただける丈夫で長持ちなサマーハットです。帽子の色はまずは生成り、素材の色を楽しみ、年を経るごとに亜麻色に変わっていくのを楽しんでください。
パナマ帽で装いの雰囲気を変える、そして「自分の帽子」になる豊かな時間を楽しむ・・・素敵な夏になりますように。

■Homero Ortega(オメロ オルテガ)/ 高級パナマハット専門店(公式HP)
■パナマ帽 / Homero Ortega(オメロ オルテガ)(楽天市場)
■パナマハット / Homero Ortega(オメロ オルテガ)(Amazon)
■トラヤ帽子店:専門知識が豊富な銀座の老舗帽子店(公式HP)
■ca4la(カシラ):店舗によって品揃えが違うのでパナマ帽なら丸の内店(公式HP)

◯パナマ帽子オススメのお店<伊勢丹メンズ館:1階の帽子売り場>
定番のボルサリーノ、遊び心あるH.at Black Label などテイストが違うブランドを気軽に試してみることができます。

 

(photo:https://pixta.jp/)

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